脳細胞の数は数百億個ほどあるらしいのですが、一般的に脳の細胞数は大脳のことをさすことが多いそうです。
でも小脳は脳全体の10%程度の重さに関わらず、1,000億個ほどあるみたいです。
このことから、非常に大きな役割を担っていることが分かります。
小脳の役割とは?
小脳の主要な機能は知覚と運動機能の統合であり、平衡・筋緊張・随意筋運動の調節などを司る。Wikipediaより抜粋:リンク先はこちら
世間でいう『身体で覚える』というのは小脳のおかげ
身体で覚えたことって忘れないという経験をしたことはありませんか?- 数年間自転車に乗っていなくても自転車に乗れる。
- 昔やっていたスポーツの動きができる。(歳を重ねたせいで身体が動かないのは別です・・・)
- 字のきれいな人はいつでも、どの字でもきれい
昔取った杵柄(意味はこちら)とは、まさにこの事をいうのですね。
そもそも、歩く・走る・飛ぶなどの動作も身体で覚えているだけで意識している人は少ない(いない)と思います。
※きれいに歩く・早く走る・遠くまで飛ぶために、トレーニングすることは別ですが・・・。
でも歩く一つをとっても実はすごく複雑な動きをしているんですが、このような複雑な動きを意識しないで動作できるようにしてくれるのが小脳のおかげなんです。
そしてこの機能を内部モデルの構築といいます。
『身体で覚える』=『内部モデルの構築』
一つの動作をするときに、慣れないうちはたくさんの失敗をします。ただこの時に小脳の中では、失敗した動作のの回路は削除します。
自転車の練習中に、両手足/重心の位置・足の力の加減・目線はどこか・ハンドルを持つ位置など、無限にありますが、たくさんの試行錯誤の中で、 小脳は失敗した方法を回路から削除してくれます。
そして 成功したものだけを残してくれます。
失敗を減らし成功を蓄積した集大成が『内部モデルの構築』になり一度覚えると忘れなくなるのです。
なので内部モデルの構築=身体で覚えるということになります。
なので内部モデルの構築=身体で覚えるということになります。
内部モデルの構築のメリット
- 無意識に正しい動作ができるようになる
- あれこれ考えながらダーツを投げようとすると筋肉が硬直してしまって、余計に動かなくなってしまう。
- 一度覚えると忘れにくい
- 内部モデルが構築されると数年たってもすぐに思い出すことができる。
- 正しく繰り返せばできるようになる
- 内部モデルは少しのコツを繰り返すと構築することができる
まとめ
上記している内部モデルの構築がダーツでできたら素敵だと思いませんか?
BULLやトリプルにあれこれ考えずに、無意識で投げて入るようになったら素敵じゃないですか?
次回はどのようなことを意識したら内部モデルの構築ができるようになるか書きたいと思っています。