試合後の会話で『上りが入らなかったから負けた』『あの1本が入っていれば・・・』とよく耳にします。
でもその前にBULLがもっと入れていればもっと余裕をもって上がれたのでは?もっとトリプルを入れていれば楽に勝てたのでは?
といつも思っていました。
最後の1本が入らなかったから勝てなかったわけではないと考えています。
全部のLEGをパーフェクトペースで進んでいて最後の1本を外して負けたらその1本のせいにできますが、現実的にありえません。
なかなか自分の中で表現がまとまらなかったのですが、やっと言葉にできました。
それが『観客視点』と『選手視点』
観客視点とは、
試合が決まる、ポイントを重要視している視点のこと。ゼロワンの場合、最初のBULLよりも上りのBULLが重要に考えています。
試合が決まるポイントを観客は、一番集中して見ており、勝負が決まるときに一番盛り上がります。
そりゃそうだと思います。
私もそうですし、ごくごく当たり前のことなのかなぁと。
選手視点とは
すべての投げるダーツの重要度は一緒ゼロワンの削りの60も上がりの40も重要度としては同じなんです。
でもこれを実践するのってすごく難しいと思います。
よく『勝ちを意識したら入らなくなった』っていうのはこの選手視点ができなくなったからなんです。
それまでは『今を大事に』一投づつ投げていたのが先を見てしまったが為に、『今に集中』できなくなってしまいます。
――4257安打を積み重ねた率直な感想から。このインタビューからも4256本目が重要なのではなく日々のヒットの積み重ねの一つが記録に繋がったということが分かります。
「ここにゴールを設定したことがないので、実はそんなに大きなことという感じは全くしていないんですけど、それでもチームメートだったり、記録の時はいつもそうですけどファンの方だったりと、ああいう反応をしてもらえるとすっごくうれしかったですし。そこですね。それがなかったら、何にも大したことないです」
参考:マリナーズのイチローが歴代最多安打記録(4256安打)を達成した際のインタビューイチロー“ローズ超え”日米4257安打 会見全文「僕が持ってないはずない」
世界的な記録なのにイチローの考え方は本当にすごい・・・
選手目線をもつには?
どうやったら選手意識を保てるかというと普段から意識するのがいいと思います。いつも『この一投は今日投げる何百投のうちの一投だ』と思い、口にするようにすれば意識の奥に刷り込まれていきます。
今回この考えを言葉にできたのは以下の本で記載がありました。
『あの一本で負けた』って言葉はなんか違うなぁと思っていたのでやっともやもやが晴れてうれしい・・・
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