演者は陸上女子5,000Mでオリンピックにも出場し1,500Mでは日本記録を保持している小林祐梨子さんでした。 小林祐梨子さんの詳しい情報はこちらWikipedia
すごく明るく気さく感じの方で関西弁の軽快なトークは笑いもたくさんあり、過去エピソードでは感動もあり、全く飽きずに90分を過ごせました。
実力を発揮するために必要な3つのこと
明確な目標・生きがいが土台になる。
土台にしっかりとした 目標がなければ日々の練習はこなすだけになり身にならない。周りから『しっかりやれ!これをやれ!!』と言われてからやり始めても・・・身にならない・・・
目標は頭の中で考えているだけでは 紙に書いたり発信していく。
目標を書くときは 大目標・中目標・小目標に分けて書く。
発信していくことで 目標に同調して応援してくれる人たちが出てくる。
8割練習法
すべて練習を全力で実施するのではなく、確実にできることを積み重ねる。どのようなメリットがあるのか
- 不安がなくなる
- 全力トレーニングを実施していると心身に余裕がなくなる。
- 怪我の防止
- 心身に余裕がなくなると、ケアを怠りケガにつながる。
- 量より質
- 量を増やし追い込むのは簡単であるが、記録を上げるには質の高い練習が必要である。
- 自分を見直せる、人に当たらない
- 心身に余裕ができるので、人のアドバイスを受け入れることができる。 余裕がないときはアドバイスは批判に聞こえる。
チームワーク
団体・チームになると目標達成が難しいのは、目標に対する思いが人それぞれ違うからである。レギュラーは全国大会優勝を目指していても補欠はそこまでの思いがない場合が多い。
チーム目標は全員ができるレベルに設定する。
レギュラー自身にとっては簡単にクリアできることでも、できない人(補欠)を補助することでチームワークが生まれる。
補欠が本気になれるとレギュラーはもっと力が発揮できるようになる。
その他、非常に共感できたこと・言葉
- 小林さんの姉は妹の夢の為に、本気のサポートしていた。トレーナー・栄養士の資格を取り日々マッサージや食時管理をしていた。大会時のインタビューで『妹の中で必要な存在であり続けたい。隣にいてもいいのか?と葛藤したこともある』という感じのこと言っていました。 ミックさんをサポートする立場の人間としてうっかり涙目になりました・・・
- 結果に一喜一憂せずに先を見通す力が必要。勝ち負けだけを考えていては、成長することができない。
- これからはTeachではなくCoachでなければいけない。 Coachとは相手を行きたい方向へ導いてあげる人 Teachでベースを作りCoachで導いてあげる。
- 世界トップレベルの人たちは競争相手のことをライバルであると同時に同じ協議をする仲間であるとの意識が強い。お互いがその競技のベストを尽くせるような助言や練習方法などを共有している。競技が盛り上がることを優先している。日本人には、ほとんどいない考え方・・・